タバコのニコチン依存の強さは、ヘロイン、コカインと同じ程度です。にもかかわらず、依存症を意識しにくいので、常習するようになってしまうのです。タバコが健康を脅かす力は、アルコールよりもはるかに強いのです。覚せい剤、ヘロインなどにひけをとらないぐらいです。
ニコチンは脳の神経伝達の結合部シナプスに入み、神経伝達物質の合成と放出を促進するとともに、電気的な誤動作を起こします。それによって、脳の気分を高揚させたり、気分を落ち着かせたり、意識をはっきりさせるというような作用が起こります。そのため、ニコチンを日常的に取り続けていると、本来持っていたシナプスの能力は低下していきます。
それで、ニコチンが不足した状態になると、眠くなったり、いらいらするという症状が出てくるのです。
でも、ニコチンの摂取をやめてしばらくすればシナプスは元に戻ります。2日〜数週間でシナプスは元に戻り、離脱症状はなくなっていきます。
このようなニコチンの作用があるので、タバコをやめるのが辛いのです。ニコチンが完全に抜け切ってしまえば、体のニコチン依存はなくなります。