妊娠中の喫煙は胎児にも母体にも悪影響を与えます。早産や流産する確率は、ともに1.5倍程度高くなるというデータがあります。
また、喫煙していた妊婦から生まれた新生児の体重は、喫煙していなかった妊婦に比べて、平均すると200gほど軽く、低体重児になる頻度が2倍であると報告されています。
さらに、唇・口蓋裂や心血管系の先天異常が発生しやすいという報告があります。
なぜ妊娠中の喫煙が悪影響があるかというと、タバコの煙に含まれるニコチンが血管の収縮を引き起こし、酸素や栄養を運ぶのを阻害します。また、一酸化炭素がヘモグロビンと結合し、胎児や胎盤などが低酸素状態になり、胎児の発育障害、妊娠合併症の原因となっているのではないかと考えられています。
妊娠前に禁煙すれば、出生体重は非喫煙者とほぼ変わらないことが分かっています。また妊娠3〜4ヶ月以内でやめれば、非喫煙者とそれほど変わらないレベルになります。
禁煙するのが早ければ早いほど、影響は小さくなります。